目次 - API(機能別) - アサーション

アサーション

インクルードファイル: SDL_assert.h

概要

ここに分類される関数は, アサーション(検証)に関するものである.

SDL_assert() 対 標準assert()マクロの議論と, 実装に関する技術的な説明は, RyanのGoogle+の投稿にある.

SDL_ASSERT_LEVELは, コンパイル中に関数を生成するか選択することで, どのアサーションが有効になるかに影響する. (詳細は下記.)

SDL_ASSERT_LEVELは自分で設定できる. もし設定されなければ, SDL_ASSERT_LEVELはデバッグ時は2で, リリース時は1となる.

次の表は, それぞれのSDL_ASSERT_LEVELの設定と, SDL_assert関数に与える影響の対応である.

SDL_ASSERT_LEVEL説明関数有効・無効
0全てのアサーションは無効になるSDL_assert無効
SDL_assert_release無効
SDL_assert_paranoid無効
1リリース用 (デフォルト)SDL_assert無効
SDL_assert_release有効
SDL_assert_paranoid無効
2デバッグ用 (デフォルト)SDL_assert有効
SDL_assert_release有効
SDL_assert_paranoid無効
3厳格なチェック用SDL_assert有効
SDL_assert_release有効
SDL_assert_paranoid有効

関数

  1. SDL_assert - デバッグ時にアサーションを生成するマクロ
  2. SDL_assert_paranoid - 詳細なチェック時にアサーションを生成するマクロ
  3. SDL_assert_release - リリース時にアサーションを生成するマクロ
  4. SDL_GetAssertionHandler - 現在のアサーションハンドラを得る
  5. SDL_GetAssertionReport - 失敗した全てのアサーションのリストを戻す
  6. SDL_GetDefaultAssertionHandler - デフォルトのアサーションハンドラを得る
  7. SDL_ResetAssertionReport - 失敗したアサーションのリストを全て消去する
  8. SDL_SetAssertionHandler - アプリケーション定義のアサーションハンドラを設定する

  1. SDL_AssertionHandler - SDLアサーションに失敗したとき呼ばれるコールバック

構造体

  1. SDL_assert_data - アサーションの情報の構造体

列挙体

  1. SDL_AssertState - アサーションの状態の列挙体

マクロ

  1. SDL_TriggerBreakpoint - デバッグ中にブレークポイントを発生させる

SDL Wikiへのリンク

Assert - SDL Wiki