目次 - SDL 3.0 API(機能別) - イベント処理 - SDL_PushEvent

SDL_PushEvent

イベントをキューに加える

ヘッダ

SDL3/SDL_events.h

構文

bool SDL_PushEvent(SDL_Event *event);

引数

eventキューに加えるSDL_Event

戻り値

成功のとき真, イベントがフィルタされたまたは失敗のとき偽を戻す. SDL_GetError()で詳細を知ることができる.

詳細

イベントキューは実際には双方向の通信チャネルとして使える. キューからイベントを読み込むだけでなく, 自分で作成したイベントをキューに入れることもできる. eventはキューに入れたいイベント構造体へのポインタである. イベントはキューにコピーされ, 呼び出し側はSDL_PushEvent()から戻った後にポインタの先をメモリから解放する.

メモ: 入力デバイスのイベントをキューに入れてもSDLの装置の状態は変わらない.

メモ: SDL_PushEvent()でキューに入れられたイベントはイベントフィルタを通過するが, SDL_PeepEvents()の場合は通過しない.

アプリケーション固有のイベントの種類の値は, 別のイベントと衝突しないためにSDL_RegisterEvents()で得る必要がある.

スレッドセーフ

この関数はスレッドセーフである.

バージョン

SDL 3.2.0以降

関連項目

SDL Wikiへのリンク

SDL_PushEvent - SDL Wiki