目次 - SDL 3.0 API(機能別) - ディスプレイとウィンドウ - SDL_GetDisplayContentScale

SDL_GetDisplayContentScale

ディスプレイの表示拡大率を得る

ヘッダ

SDL3/SDL_video.h

構文

float SDL_GetDisplayContentScale(SDL_DisplayID displayID);

引数

SDL_DisplayIDdisplayID調査するディスプレイのインスタンスID

戻り値

(float) ディスプレイの表示拡大率を戻す. 失敗のとき0.0fを戻す. SDL_GetError()を呼んで詳細を知ることができる.

詳細

表示拡大率は, そのディスプレイのDPI設定で想定される表示の倍率である. 例えば, 4Kディスプレイでは表示拡大率は2.0(200%)の場合があり, これはユーザはこのディスプレイのUIの構成要素を見やすくするために2倍の大きさでの表示を予想している意味している.

それぞれのウィンドウの表示拡大率は, 特に高DPIやマルチディスプレイの場合は, どのディスプレイ上にあるかで異なるため, ウィンドウを生成した後は, この関数でディスプレイの表示拡大率を求めるのではなく, 個別のウィンドウに対してSDL_GetWindowDisplayScale()を用いて求めるべきである

スレッドセーフ

この関数を呼べるのはメインスレッドのみである.

バージョン

SDL 3.2.0以降

関連項目

SDL Wikiへのリンク

SDL_GetDisplayContentScale - SDL Wiki