目次 - SDL 3.0 API(機能別) - サーフェイスの生成と単純な描画 - SDL_GetSurfaceProperties
SDL_GetSurfaceProperties
サーフェイスのプロパティを得る
ヘッダ
SDL3/SDL_surface.h
構文
SDL_PropertiesID SDL_GetSurfaceProperties(SDL_Surface *surface);
引数
戻り値
(SDL_PropertiesID) プロパティグループIDを戻す. 失敗のとき0を戻す.
SDL_GetError()を呼んで詳細を知ることができる.
詳細
次のプロパティに対応している:
- SDL_PROP_SURFACE_SDR_WHITE_POINT_FLOAT: HDR10および浮動小数点サーフェイス用.
100% diffuse white(拡散反射の白)の値を設定し, それ以上の値はHDR(ハイダイナミックレンジ)ヘッドルームとして表示する.
HDR10サーフェイスのデフォルトは203で, 浮動小数点インターフェースのデフォルトは1.0である
- SDL_PROP_SURFACE_HDR_HEADROOM_FLOAT: HDR10および浮動小数点サーフェイス用.
SDRホワイトポイントの基準で, 表示で使用する最大ダイナミックレンジの値を設定する.
デフォルトは0.0で, トーンマッピングを無効化する
- SDL_PROP_SURFACE_TONEMAP_OPERATOR_STRING: サーフェイスのハイダイナミックレンジをそれよりも低いダイナミックレンジに圧縮する場合のトーンマッピングの方法を設定する.
現在は, "chrome"の場合はChromeのHDR表示と同様のトーンマッピングを使用し, "*=N"の場合はNを適用される線形空間の浮動小数点の倍率係数として, "none"の場合はトーンマッピングを無効化する.
デフォルトは"chrome"
- SDL_PROP_SURFACE_HOTSPOT_X_NUMBER:
サーフェイスをマウスカーソルとして使用する場合のホットスポットの画像の左からのピクセル数
- SDL_PROP_SURFACE_HOTSPOT_Y_NUMBER:
サーフェイスをマウスカーソルとして使用する場合のホットスポットの画像の上からのピクセル数
スレッドセーフ
この関数はどのスレッドからも安全に呼べる.
バージョン
SDL 3.2.0以降
SDL Wikiへのリンク
SDL_GetSurfaceProperties - SDL Wiki