目次 - SDL 3.0 API(機能別) - スレッド

スレッド

概要

SDLは異なる環境にまたがったスレッド管理関数を提供している. ほとんどがスレッドの開始, 優先度の設定, 終了に関するものである.

さらに, スレッド局所記憶(スレッドごとに異なるが, 単一のキーでアクセスできるデータ)にも対応している.

スレッドに対応していない環境(pthreadsなしでビルドしたEmscriptenのような)でも, これらの関数は存在するが, SDL_CreateThread()のような関数は何もせず失敗を報告する.

スレッドを使うつもりならば, 同期プリミティブも同様によく理解する必要がある.

SDL APIのこの部分はスレッドの管理を行うが, アプリケーションも安全にスレッドを管理するためにロックが必要になる. その部分は同期プリミティブにある.

関数

  1. SDL_CleanupTLS
  2. SDL_CreateThread
  3. SDL_CreateThreadWithProperties
  4. SDL_DetachThread
  5. SDL_GetCurrentThreadID
  6. SDL_GetThreadID
  7. SDL_GetThreadName
  8. SDL_GetThreadState
  9. SDL_GetTLS
  10. SDL_SetCurrentThreadPriority
  11. SDL_SetTLS
  12. SDL_WaitThread

  1. SDL_Thread
  2. SDL_ThreadFunction
  3. SDL_ThreadID
  4. SDL_TLSDestructorCallback
  5. SDL_TLSID

列挙体

  1. SDL_ThreadPriority
  2. SDL_ThreadState

SDL Wikiへのリンク

SDL3/CategoryThread - SDL Wiki