目次 - API(機能別) - Vulkanグラフィック - SDL_Vulkan_LoadLibrary

SDL_Vulkan_LoadLibrary

Vulkanライブラリの関数を動的に読み込む

構文

int SDL_Vulkan_LoadLibrary(const char* path)

引数

path環境に依存するVulkanローダライブラリ名 または NULL

戻り値

成功のとき0, ライブラリを読み込めないとき-1を戻す. SDL_GetError()で詳細を知ることができる.

詳細

この関数はビデオドライバを初期化した後に呼ばなければならないが, Vulkanウィンドウを生成する前でなければならない. もしVulkanローダライブラリを読み込まなければ, 最初のVulkanウィンドウを生成するときデフォルトのライブラリが読み込まれる.

この関数を使うとアプリケーションと動的ライブラリをリンクできる. この関数とSDLは同じ検索パスを使用する.

pathがNULL以外の場合, アプリケーションがリンクしていたVulkanローダライブラリとアドレスが同一であることが保障されない限り, アプリケーションが使用する全てのVulkan関数をSDL_Vulkan_GetVkGetInstanceProcAddr()を使って動的ライブラリから読み込む必要がある.

Appleの機器の場合, pathをNULLにすると, SDLは現在のプロセスの全てのmach-oイメージからvkGetInstanceProcAddrアドレスを検索しようとする. Vulkanアプリケーションはlibvulkan(または静的リンクでよく使われていたMoltenVK)とリンクするのが一般的だからである. 見つからなかった場合, macOSではSDLはvulkan.framework/vulkan, libvulkan.1.dylib, MoltenVK.framework/MoltenVK, libMoltenVK.dylibの順に読み込もうとする. iOS SDLの場合はlibMoltenVK.dylibを読み込もうとする. アプリケーションには動的フレームワークか.dylibが同梱されている必要がある.

Appleの機器以外の場合, アプリケーションとlibvulkanとの静的リンクには対応していない. Vulkanローダとリンクしないか, 動的リンクライブラリとリンクするかのどちらかである.

バージョン

2.0.6以降

関連項目(関数)

SDL_Vulkan_GetVkInstanceProcAddr
SDL_Vulkan_UnloadLibrary

SDL Wikiへのリンク

SDL_Vulkan_LoadLibrary - SDL Wiki