目次 - SDL_mixer - API(機能別) - サンプリング音声 - Mix_QuickLoad_WAV
Mix_QuickLoad_WAV
可能な限り高速にメモリからWAV形式の音声を読み込む
構文
Mix_Chunk * Mix_QuickLoad_WAV(Uint8 *mem)
引数
戻り値
新しいチャンクを戻す. エラーのときNULLを戻す.
詳細
Mix_LoadWAV_RW()とは異なり, この関数にはいくつかの必要なことがあるため, 音声データを全て自分でコントロールできない限りは, そして自分が何をしているのかわからなければ, この関数は安全ではないため使用すべきではない.
- 音声はMicrosoft WAV形式でなければならない
- 音声のWAVは非標準の拡張がされていてはならない
- 音声データはオーディオデバイスの形式と完全に一致していなければならない. この関数は変換を行わず, 形式の正しさもチェックしない
- 音声データは正しくなければならない. この関数はメモリバッファのサイズを知らないため, WAVファイルが不正な場合, バッファを超えてアクセスしてしまいクラッシュを引き起こすことがある
- 音声データはMix_Chunk()を使う間は有効でなければならない. SDL_mixerはコピーを作らずデータを直接参照しているためである
この関数はエラーチェックを全く行わない! 慎重に使用すること!
(代わりにMix_LoadWAV_RW()を使用した方がよい.)
この関数が成功した場合, 戻されたチャンクに対してMix_FreeChunk()を呼ぶまで確保されたメモリは維持される.
バージョン
SDL_mixer 2.0.0以降
関連項目(関数)
Mix_FreeChunk
SDL Wikiへのリンク
SDL2_mixer/Mix_QuickLoad_WAV